いつだったか

いつだったか
全ての不安から
逃げたくて
目を閉ざした

目を開けたとき
全てが
終わっていれば
良いと
何度も
何かに
願い
繰り返した

その度
苦しくなった


いつだったか
そんなことを
乗り越えて
まっすぐ前見た
自分がいた

新たな
始まりだと
心に
何度も
強く
語る
自分がいた
その度
空を見た


雲が流れてゆく

気がつけば
今があり
そこにいる

止まることなく
流れてゆく
雲を
見つめて

踏み出した
一歩に
気がついた