それでも

伝えたい言葉が
いくらも いくらでも
溢れてきて
どうしようもなくなる

それなのに

伝えたい君はいなくて
想像ばかりが
ふくらんで
どうしようもなくなる

それなのに

頭の中から君の名は
消せなくて
思い出ばかり消え
どうしようもなくなる

それなのに

悲しいほど
色濃くなってゆく
君の笑顔に
どうしようもなくなる

それなのに
それなのに
それなのに

いくら
望んでも
叫んでも
泣いても
どうしようもならない

それでも

日はまた昇る
どうしようもなく
時は過ぎてゆく

気づけば
君のいない道を
歩いてる

どうしようもなく
泣きたくなるときもある

それでも
前に 前に
進む

ほら
日はまた沈む